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シベリア大地のイメージ通りの白樺林が続く しかし思ったより細く弱弱しい
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地層が薄く、地味が痩せていて尚且つ冬が寒い為に太く高くは育たないのであろうか？
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この様な大小様々の川を幾つも幾つも越えて行く
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人家はまばらである 人が住んでいる形跡が感じられる景色々見られない
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数時間振りに現れた人家を夢中で連写した 写真を撮りながらここに住む人々の暮らしを思いやった
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電気、水道等のライフラインはどうなってるのか？ 食料等の生活用品はどうしてる？ スーパー、コンビニ等はなさそうだ
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数時間に一回の割りで駅に停まる 停車時間はまちまちで１０分～３０分位である ここは比較的大きな駅 レーニンの像が多いい
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殺風景なホーム それにしても長～い車両だ ２０両以上あった ペロゴルスクⅠ駅である この駅から南西の方向に向かって支線が延び中国との国境の町に行く
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以前（ソ連時代）の名残で、基本的には駅舎の撮影は禁じられている 何とか雰囲気だけでもと思いパチリ 田舎の駅ほど頑固で意地わるな駅員が居たと思う
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猫を抱く少女 この撮影の後猫の首からリード線が抜け逃げ出す一騒動があった 長い旅行にペットも同伴させているのであろう
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このヤギは地元産であろうか 皆退屈しのぎに大勢集まってきてパチリパチリと大人気 みな暇なのである
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こんな感じにリラックスした格好で乗ってました ほぼ直ぐに寝られる格好だ このまま食堂車にも出かけた
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やがて太陽が沈む時を迎える 列車の中で迎える日没は格別である
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日没後その残照が茜色に雲を染めて行く様は美しく見飽きない もっともそれしかする事がないせいもあるが
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この時間が過ぎると漆黒の闇の世界に徐々に変わって行く それから長い夜の車中の始まりとなる 私はその為に太宰治の文庫本を何冊も用意し次々と読破していった
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夜中１２時過ぎ大きな駅タルスカヤに長く停車した タルスカヤ駅は満州経由で北京からの列車が合流する地点である 眠い眼をこすりながら暗い車外に出る ここから北京に至る路線は東清鉄道と云いかって満州鉄道の一部だった事もある
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プラットホームは暗く辺りの様子を窺い知ることは困難だった ８月中旬だったがとても外は寒かった 標高が高いのかも知れない ウラジオストック迄の距離はハバロフスク経由よりここから満州経由の方が距離が短い
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やがて朝が来る 青い空が美しく今日も良い天気になりそうだ この辺りは年間の降雨量は少なさそうだ
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駅ホーム中央に熊のモニュメントがあるウラン．ウデ駅
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ここは大きな駅で停車時間も長かった 時間がたっぷりあるので安心してブラブラ外を見学する事にした
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ウラン．ウデ駅の正面入口 人口３８万のシベリアを代表する町
シベリア鉄道がモンゴル経由で中国に向かう起点となっている
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駅の外 バイカル湖東南に位置し、モンゴル国境北からバイカル湖の東、南岸に広がるブリヤート（少数民族）共和国の首都である
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モンゴル国境も近くそれらしき人々が目につく ここの住民か？モンゴルから来た人々か？
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この辺りではチベット仏教が信仰されていた ソ連時代に弾圧され多くの寺院が破壊されたが、最近になり新たな仏教寺院も建立されている 写真はロシア正教の寺院と思われる
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駅の外にあった有料トイレ 列車のトイレと違い快適である それにしてもだだっ広い 使用料は２０～３０円位
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違った角度から見たところ 清潔感はあるが面白みに欠ける設計だ 機能本位のソ連時代の遺産か？
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各車両に２名の乗務員が勤務する 写真の彼女の様な若い女性が多いい トイレの掃除、コンパートメントの中の掃除を小まめにしてくれる 車中で何泊もしなくてはならず若い女性にはハードな職場と思われるが？ 人気のある職場なのかも？
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ウラン．ウデから２時間も走るとバイカル湖が見えてくる この日は天気がよく湖の色が青く美しかった バイカルとは付近の先住民の言葉で「豊かな海」を意味する
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バイカル湖は深海が陸封されて淡水化し、湖となってから約２５００万年たつ最古の湖 琵琶湖の約５０倍の面積があり地球上の淡水の総水量の約２０％を占める
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湖長約６００ｋｍ、最大幅約８０ｋｍある海のような湖だ 子供の頃から社会科で学習し、色々イメージが膨らみ今回楽しみにしていた一つである バイカルの湖岸を３時間程走るとイルクーツクが近くなる
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